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留学生が全体のレベルアップに繋がる 〜大学ラグビーはじめ、、、〜

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御勅使南公園ラグビー場

天理大学の初優勝で幕を閉じた今年度の全国大学ラグビー選手権。黒のジャージが自由にグランドを使った感の強い大学選手権でした。

3人の留学生に頼らず、個の強さと試合運びの上手さは数年前から天理大の象徴でした。体の大きさは関東の強豪校には劣るが、鍛え上げられた体で低く入るタックル、8人の力を纏めて組んでいたスクラム、タックルされても一歩二歩押し込んでラックにすることでジャッカルされるのを上手く防ぎフェーズを重ねて相手の穴を突く攻めは、観戦していてこうすれば強豪校に勝てると勇気づけられたチームや選手も多いのではないでしょうか!?

過去を遡ってると、シナリ・ラトゥ選手とワテソニ・ナモア選手の両留学生が在学していた大東文化大学の大学選手権初優勝を思い出します。当時は外国人留学生に対し批判的な方も多い時代でしたが私は賛成派でした。

当時、ラグビーワールドカップや外国のナショナルチームと戦っても勝てない日本代表。善戦して褒められるという負けて当たり前みたいな空気でしたが、代表チームはそうではないはずです。スポーツは本来楽しむものですが、選抜された選手の集まるチームは勝利に拘らなければ全体のレベルアップにならない為、勝利に拘るべきなのです。

強い相手に対してどう対応するかを考えなければならない為、体が出来上がりつつある大学チームに留学生が加入・対戦することにより、対応策を考えてどう相手の攻めを防ぐか?どこに穴があり、どう攻めるか?を意識して練習が出来るから全体のレベルアップの為、国際大会で勝つ為に身近にそういった選手がいることはとてもラッキーなことではないかと思います。

現在は、CS放送やネット配信等で海外の一流選手のプレーを観ることが可能なので、必然的にプレーの質等のレベルアップも可能な時代です。2019年ラグビーワールドカップ日本大会でも大差での勝敗がなかったのもそれが一つあると思います。もちろん普段の練習方法等も昔とは全然違い、トップレベルのコーチを招集していることも原因にあります。

2023年ラグビーワールドカップフランス大会でその真価を問われるであろう日本代表、さらに進化していつかワールドカップの頂点に立てる日を願っております。

今回天理大の素晴らしい戦い方を観戦し、更なる日本ラグビーの発展を祈る一人として記させていただきました。

今、最後のシーズンのトップリーグが開催されております。各チームの戦いを是非ご覧いただき応援して頂きたいと思います。

また、大東大ラグビー部初優勝に貢献されたワテソニ・ナモアさんが、2020年12月21日、急性心筋梗塞により逝去されていたとのことです。大学ラグビー及び日本ラグビーに貢献された選手の為、早すぎる逝去が残念でなりません。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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