「最近撮影した動画をMacで編集しようとしたら、ストレージ容量が不足しそう…」
こういった状況になったという声が最近多くなってきています。
iPhone 16シリーズやM4チップ搭載Mac発売を機に、動画撮影する機会もこれまでよりも増えるでしょう。
iClooudを上手に利用する方法も便利ですが、今回はそんなMacやWindows PCのストレージ不足に悩んだ際の解決策である「外付けストレージ」について解説していきます。
iPadでも利用可能ですので、参考にしてみてください。
Macのストレージ不足について
Macでストレージ容量が不足すると動作が遅くなり、ストレスを感じることもあります。
ストレージ容量が少ないと、新しいアプリをインストールできなかったり、写真や動画を保存できなかったりすることがあります。
特に、Macを長く使っているとデータ量が増えていくため、ストレージ容量が足りなくなることがよくあります。
また、MacのストレージはSSD(ソリッドステートドライブ)を採用しており、容量の大きなSSDは高価です。
そのため、初期のストレージ容量をあまり大きくしなかったユーザーが、後でストレージ容量不足に悩まされることが多々あります。
ですが、外付けストレージを利用することで、そういった内蔵ストレージの容量不足を解消することができます。
外付けストレージのメリットとは

外付けストレージの最大のメリットは、Macの内蔵ストレージの容量不足を解消することができる点です。
外付けストレージを接続することで、写真や動画、文書ファイルなどを保存し、内蔵ストレージを開放することができます。
また、外付けストレージは、Mac内蔵のSSDと同じくらいの高速性能を持つものが多く、処理速度に遜色がないため、大容量のファイルをストレージに保存しても快適に使用することができます。
さらに、外付けストレージは、Macを新しいものに買い換えるよりも、コストパフォーマンスが高いというメリットもあります。
Macを新しく買い換える場合、内蔵ストレージが大容量化された分、価格が高くなります。
しかし、外付けストレージを使うことで、コストを抑えてストレージ容量を増やすことができます。
外付けストレージの選び方
外付けストレージを使うことで、Macのストレージ不足を解消することができますが、どのような外付けストレージを選ぶべきか迷ってしまうことがあります。
外付けストレージを選ぶ際には、次のようなポイントに注目することが重要です。
容量の選び方
外付けストレージの容量は、使用用途によって選ぶ必要があります。
写真や動画などの大容量ファイルを保存する場合は、数百GB以上の容量が必要になることがあります。
一方、文書ファイルや音楽ファイルを保存する場合は、数十GB程度の容量で十分です。
ただし、容量が大きいほどコストが高くなるため、必要以上の容量を持つ外付けストレージを選ぶと、無駄な出費になってしまいます。
自分が必要とする容量を事前に見積もり、適切な容量を選ぶことが大切です。
また、ストレージの容量は後から増やすことができるものではありませんので、将来的に必要とする容量も考慮に入れて選ぶようにしましょう。
これはMacやiPad購入の際にも言えることですので、こちらの記事も参考にしてください。


接続方式の選び方

外付けストレージの接続方式には、USB-CやThunderboltなどがあります。
接続方式は、ストレージの速度や安定性に大きく影響します。選ぶべき接続方式は、使用目的や予算によって異なります。
USB-C接続は、Macに標準搭載されているUSBポートを使用するため、接続が容易で、比較的低価格なものが多くあります。
ただし、USB-Cの速度は、Thunderboltと比較して遅めであり、大容量のファイルを転送する場合には時間がかかることがあります。
一方、Thunderboltは、高速で安定した接続が可能なため、動画編集や高速なデータ転送が必要な場合に適しています。
ただし、ThunderboltはUSB-Cに比べて非常に高価で、機器やケーブルの種類が限られているのが現状です。
接続方式を選ぶ際には、使用目的や予算、機器やケーブルの入手可能性を考慮して、最適な接続方式を選ぶようにしましょう。
SSDかHDDか
外付けストレージのストレージ媒体には、HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の2種類があります。
HDDは、物理的に回転する円盤に磁気ヘッドがアクセスすることでデータを読み書きするストレージです。
大容量で比較的低価格なため、大量のファイルを保存するのに適しています。
ただし、回転するディスクを読み書きするため、高速な読み書きが必要な場合や耐久性が必要な場合には向いていません。
一方、SSDは、フラッシュメモリを使ってデータを読み書きするストレージです。
データのアクセスが速く、振動や衝撃に強く、消費電力も少ないため、高速なデータ転送が必要な場合や携帯性が重要な場合に適しています。
ただし、容量が小さいものが多く、HDDに比べて高価格になります。
ストレージ媒体を選ぶ際には、使用目的や予算、容量の必要性などを考慮して、最適なストレージ媒体を選ぶようにしましょう。
また最近のSSDは高速であり、価格も下がっている為、SSDを選ぶことが多くなっています。
個人的には、例えば編集後の動画ファイルは比較的お求めやすい容量多めの外付けHDDへ保存して溜めておき、編集中やまた直ぐに利用したり閲覧する予定のあるファイルは、Mac本体や外付けSSDへ保存することをおすすめします。
全てを外付けSSDへ保存するとなると、容量の大きな外付けSSDが必要になり、購入金額も上がる為、HDDとSSDを上手に使い分けるとコスト的にもおすすめです。

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外付けストレージの接続方法
外付けストレージは、Macに接続して使用することができます。接続方法には、USB、Thunderboltなどがあります。それぞれの接続方法には、それぞれの特徴があります。
ここでは、外付けストレージの接続方法について、詳しく解説していきます。
USB接続の方法

USB接続は、一般的に最もポピュラーな外付けストレージの接続方法の1つです。
Macには、USB 2.0、USB 3.0、USB-CなどのUSB規格がありますが、外付けストレージとして利用する場合には、USB 3.0以上の規格を選ぶことをおすすめします。
接続方法は、外付けストレージのUSBケーブルをMacのUSBポートに挿入するだけです。
多くの外付けストレージは、電源をUSBケーブルから供給するため、電源ケーブルが必要ない場合がほとんどです。
USB接続のメリットは、互換性が高く、多くの機器で使用できることです。
また、比較的安価であり、USBポートがMacに搭載されているため、手軽に接続できるという利点もあります。
一方で、データ転送速度がThunderbolt接続と比べると遅いことが欠点ではありますが、一般的に動画の転送などでもUSB-C規格の速度で不満に感じることは少ないです。
Thunderbolt接続の方法

Thunderbolt接続は、USB接続に比べて高速なデータ転送が可能な接続方法の1つです。
Thunderbolt規格には、Thunderbolt 1、Thunderbolt 2、Thunderbolt 3などがありますが、Macの最新モデルにはThunderbolt 4が搭載されています。
Thunderbolt接続の方法は、外付けストレージのThunderboltケーブルをMacのThunderboltポートに挿入するだけです。
Thunderbolt接続は、同じくThunderboltポートを搭載した機器とのデイジーチェーン接続が可能で、複数の外付けストレージを接続することもできます。
Thunderbolt接続のメリットは、高速なデータ転送速度と、複数の外付けストレージを接続できることです。
一方で、USB接続に比べて高価なケーブルや外付けストレージが必要であることが欠点として挙げられます。
また、Thunderboltポートを搭載していないMacでは使用できません。
Thunderbolt接続での利用は、大容量の動画ファイルなどを多数取り扱う「プロ」以外は今のところ不要でしょう。
外付けストレージの使い方

外付けストレージをMacで使用する方法は簡単です。
まず、外付けストレージをMacに接続します。
次に、外付けストレージをFinder で表示するように設定します。
そうすることで、外付けストレージにアクセスしてファイルのやりとりができるようになります。
外付けストレージを接続した後、Finderのサイドバーに外付けストレージが表示されない場合は、Finderの設定を変更する必要があります。
Finderのメニューバーから「Finder」>「環境設定」を選択し、「サイドバー」タブで、外付けストレージを表示するように設定します。
外付けストレージを利用する際には、重要なファイルをバックアップしておくことが大切です。
また、外付けストレージを安全に取り扱うためには、取扱説明書をよく読み、正しく扱うことが重要です。
バックアップの取り方
外付けストレージを使用してMacのバックアップを取る方法は、以下の2つがあります。
Time Machineを使用したバックアップ
Time Machineは、Macに標準で搭載されているバックアップソフトウェアです。
外付けストレージを接続して、Time Machineを設定することで、自動的にバックアップを取ることができます。
具体的な手順は以下の通りです。
- 外付けストレージをMacに接続する
- Time Machineを起動し、バックアップ先として外付けストレージを選択する
- Time Machineがバックアップを開始するまで待つ
ファイルを手動でコピーする方法
外付けストレージにバックアップするファイルを手動でコピーする方法もあります。
これは、特定のファイルやフォルダをバックアップしたい場合に有効です。
具体的な手順は以下の通りです。
- 外付けストレージをMacに接続する
- Finderを開き、バックアップしたいファイルやフォルダを選択する
- 選択したファイルやフォルダを外付けストレージにドラッグアンドドロップする
どちらの方法を選んでも、定期的にバックアップを取ることが大切です。
また、バックアップ先として使用する外付けストレージには、耐久性や信頼性の高いものを選ぶことが重要です。
ファイルの移動や転送方法
外付けストレージを使用してMac上のファイルを移動したり、別のデバイスに転送する方法は以下の通りです。
Finderを使用した方法
Finderは、Macに標準で搭載されているファイルマネージャーです。Finderを使用して、外付けストレージにファイルを移動したり、別のデバイスに転送することができます。
外付けストレージにファイルを移動する方法は以下の通りです。
- 外付けストレージをMacに接続する
- Finderを開き、移動したいファイルを選択する
- 選択したファイルを外付けストレージにドラッグアンドドロップする
別のデバイスにファイルを転送する方法は以下の通りです。
- 外付けストレージをMacに接続する
- Finderを開き、転送したいファイルを選択する
- 選択したファイルを別のデバイスのフォルダにドラッグアンドドロップする
クラウドストレージを使用した方法
クラウドストレージを使用することで、複数のデバイスで同じファイルにアクセスできるようになります。
クラウドストレージを使用してファイルを移動する方法は以下の通りです。
- クラウドストレージサービスにログインする
- 移動したいファイルを選択する
- 移動先のフォルダを選択する
別のデバイスにファイルを転送する方法は以下の通りです。
- クラウドストレージサービスにログインする
- 転送したいファイルを選択する
- 別のデバイスにログインし、ファイルをダウンロードする
ファイルを移動したり、別のデバイスに転送する際には、ファイルの容量や転送速度に注意することが重要です。
また、ファイルを複数の場所にバックアップすることも推奨されます。
iPhoneやiPad、そしてMacのファイルをまとめて一箇所に保管したい場合は、クラウドストレージが便利です。
特にiCloudは、MacやiPhone、iPad利用者には最強のクラウドストレージと言っていいでしょう。
注意点やトラブルシューティング
外付けストレージを使用する際には、注意すべきポイントがあります。
また、トラブルが発生した場合には、どのように対処すればよいかを知っておくことが重要です。
この章では、外付けストレージの使用にあたっての注意点やトラブルシューティングについて詳しく解説します。
外付けストレージの保管方法
外付けストレージは、保管方法によっては故障やデータ損失のリスクが生じることがあります。そのため、保管方法にも注意を払う必要があります。
まず、外付けストレージは直射日光や高温多湿の場所に置かないようにしましょう。
また、外付けストレージは振動や衝撃に弱いため、取り扱いには十分注意しましょう。
特に、データを読み書きしている最中に落とした場合などは、データの完全な復旧が困難になる可能性があります。
さらに、長期間使用しない場合は、外付けストレージを電源から切り、保管場所を乾燥した場所にしまいましょう。
また、定期的に外付けストレージの中身をバックアップしておくことで、もしもの時にデータを失うことを防ぐことができます。
以上のように、外付けストレージの保管方法には注意が必要です。
適切な方法で保管することで、長期的に安定的に使用することができます。
接続に関するトラブルシューティング

外付けストレージを使用する際には、接続に関するトラブルが発生することがあります。
ここでは、代表的なトラブルとその対処方法を紹介します。
- 接続がうまくいかない
外付けストレージをMacに接続しても認識されない場合、まずは接続ケーブルが正しく接続されているか確認しましょう。また、別のUSBポートに接続してみることで改善される場合もあります。それでも改善しない場合は、外付けストレージの故障やMacのUSBポートの故障などが考えられます。その場合は、専門店に相談しましょう。 - ファイルが読み書きできない
外付けストレージにアクセスしてもファイルを開けない、書き込めない場合は、まずは外付けストレージのファイルシステムを確認してみましょう。NTFS形式でフォーマットされている場合、Macでは読み込み専用となるため、読み書きできないことがあります。また、ファイルシステムが壊れている場合も同様です。その場合は、ファイルシステムを修復するソフトウェアを使用するか、フォーマットし直す必要があります。 - 電源が入らない
外付けストレージの電源が入らない場合、まずは接続ケーブルが正しく接続されているか確認しましょう。また、電源アダプターの故障や、バッテリーの寿命が切れた場合も考えられます。その場合は、専門店に相談しましょう。
このように、外付けストレージの接続に関するトラブルが発生した場合は、まずは接続ケーブルやUSBポートの確認を行い、それでも改善されない場合は、専門店に相談することが大切です。
まとめ
外付けストレージのメリットと使い方のまとめ
外付けストレージのメリットと使い方に関するまとめです。
- 外付けストレージのメリット
Macのストレージ容量不足を解消できる。
ファイルのバックアップや移動が容易になる。
ポータブル性に優れており、持ち運びが簡単。
ストレージ容量や接続方式など、自分のニーズに合ったものを選べる。 - 外付けストレージの選び方
容量を選ぶ際は、現在の使用容量や今後の使用予定容量を考慮する。
接続方式を選ぶ際は、自分のMacのポートに合わせたものを選ぶ。
SSDとHDDの違いを理解し、自分の用途に合ったものを選ぶ。 - 外付けストレージの使い方
バックアップの取り方を理解し、重要なファイルのバックアップを定期的に行う。
ファイルの移動や転送方法を理解し、スムーズなファイルの管理を行う。
セキュリティ対策を行い、情報漏洩や盗難に備える。 - 注意点やトラブルシューティング
電源やケーブルの接続に注意し、正しく接続する。
不要なファイルを削除してストレージ容量を確保する。
接続に関するトラブルシューティングを理解し、問題が発生した場合は対処する。 - 外付けストレージの保管方法
直射日光や高温多湿な場所を避け、低温で乾燥した場所に保管する。
汚れや衝撃から保護するため、ケースなどに入れて保管する。
Macのストレージ不足に悩む人へのアドバイス
Macのストレージ不足に悩む人にとって、外付けストレージを購入することは大きな助けとなります。
しかし、外付けストレージを選ぶ前に、以下の点を確認しておくことが重要です。
- どの程度のストレージ容量が必要かを確認する。
- 外付けストレージの接続方式を選ぶ。USBやThunderboltなどが一般的です。
- SSDかHDDかを選ぶ。SSDは高速で静音ですが、価格が高く、容量が小さい場合があります。HDDは安価で大容量ですが、騒音が発生する場合があります。
- 外付けストレージの使い方について理解する。バックアップやファイル転送の方法を確認する必要があります。
以上の点を確認した後、適切な外付けストレージを選び、正しく使用することで、ストレージ不足からの解放を図ることができます。
また、定期的なバックアップを取り、外付けストレージを適切に保管することも重要です。


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