今週Macの発表が続くと噂されていましたが、その先陣を切って「M4」チップを搭載したディスプレイ一体型の新型「iMac」が発表されました。AI機能「Apple Intelligence」の為に再設計されたiMacは11月8日に発売です。
今回は、そのM4チップを搭載したiMacについて、スペックを中心に解説し、どういった方にiMacがおすすめなのかについて考えてみます。
M4搭載「iMac」を発表!ベースメモリ16GBで価格据え置きが魅力!

M4チップを搭載したiMac 引用 : Apple
日本時間2024年10月29日、24インチの液晶ディスプレイ一体型デスクトップである「iMac」がM4チップを搭載し、同日より予約開始、11月8日に発売予定となりました。
外観は先代モデルであるM3チップ搭載iMacと変わりませんが、注目点として3つあります。
まず最初は、搭載メモリがベースモデルで16GBとなったことです。ブラウザを開きっぱなしで他のアプリを起動させたりする場合、8GBだと少々キツい時もあります。AppleのSafariは比較的メモリ消費が少ないですが、GoogleのChromeは案外メモリ消費が多い為、メモリの空き容量を気にする方も多いでしょう。
2つ目は、M4チップで「4つの高性能コアと6つの高効率コアを搭載した10コアCPU」と「10コアGPU」及び「M1搭載のiMacと比べて3倍以上高速なNeural Engine」です。これは、2025年以降に日本語対応する「Apple Intelligence」の為のスペックと言っても良いでしょう。AppleシリコンのパワーとNeural Engineを活用し、プライバシー保護を組み合わせた「Apple Intelligence」活用に適した仕様となるでしょう。

3つ目は、見出しにもありますが、ベースモデル(8コアCPU/8コアGPU/ストレージ容量256GB/メモリ16GB)で、198,000円と据え置き価格な点です。これまではベースモデルではメモリ8GBだったM3 iMacですが、メモリが2倍で価格据え置きということは、メモリを16GBにカスタマイズした際30,000円追加となる為、「実質30,000円の値下げ」と言っても良いでしょう。メモリは最大32GB、ストレージは最大2TB SSDまでカスタマイズ可能です。多少の値上がりは覚悟していたM4搭載Macですが、今後発表されるMacも同様な仕様と価格で登場してもらいたいものです。
まだまだ魅力の多いiMacですが、今回Apple WEBサイトで確認した内容から言える「3つの注目点」がこの3点です。
個人的には、「お得に購入・買い替えできるiMac」という感想の内容です。
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お買い得感の高い新型iMacですが、こんな人におすすめです!
- Macビギナーの方
- Macは自宅でしか使わず、外に持ち出すことがない
- インテリアに馴染むデスクトップPCが欲しい
- 美しいディスプレイで、ある程度作業領域が欲しい
- 他に追加する必要がなく、すぐに利用できるのが希望
代表的な5パターンを掲載しましたが、それぞれについて簡単に解説していきます。
Macビギナーの方
Macビギナーの方は、キーボードもマウスも付属しているiMacはおすすめの1機種です。新たに何かを買い足す必要もなく、購入して設定すれば即日利用することが可能です。
また、Macビギナーの方でも、これまでWindowsデスクトップを利用していて、キーボードやディスプレイ、マウスがMacに対応しているのであれば、今回新しく登場の「Mac mini(M4)」もおすすめです。何より初期費用を抑えることが可能で、最もコスパの良いM4チップ搭載のMacでもあります。
Mac miniもベースモデルの搭載メモリが16GBですので、安心です。
Macは自宅でしか使わず、外に持ち出すことがない
自宅でしかPCを利用しない方がMacを購入するなら、iMacもおすすめの候補の1機種です。
M4チップ搭載で、メモリを最大32GBまでカスタマイズ可能、そしてこのモデルからStudio Displayでも選択可能な「Nano-textureガラス」をiMacでも選択出来る様になり、美しい画質はそのままに、反射率と映り込みを減らすことができます。窓の近くや室内の明るい照明の下など、光のコントロールが難しいワークスペースに理想的です。
インテリアに馴染むデスクトップPCが欲しい

iMac M4 引用 : Apple
iMacをはじめ、Macはインテリアに馴染むデザインも魅力の一つです。その中でもiMacは、一体型のデスクトップでインテリアに馴染みやすいのが特徴です。
キーボードやマウスもiMac本体と同色なので、それもまたインテリアに馴染む一つでもあります。
美しいディスプレイで、ある程度作業領域が欲しい
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24インチ4.5K RetinaディスプレイはiMacの特徴でもありますが、前述の「Nano-textureガラス」を選択出来る点もあらゆるタスクに良い影響を与えてくれるでしょう。
他に追加する必要がなく、すぐに利用できるのが希望

引用 : Apple
「Macビギナーの方」でも記載しましたが、キーボードもマウスも付属しているiMacは他に購入しなければならないアイテムがありません。自宅にWi-Fi環境さえあれば、購入したその日に「24インチ4.5K Retinaディスプレイ」で作業することが可能です。
これは、MacBook AirやMacBook Proも一緒です。
おすすめのモデルはこれ!
今回発表された「M4チップ搭載 iMac」は、基本的に次の2種類があります。
- 8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engineを持つApple M4チップ
- 10コアCPU、10コアGPU、16コアNeural Engineを持つApple M4チップ
それぞれ搭載メモリやストレージ容量のカスタマイズが可能ですが、私がおすすめするモデルは、
「10コアCPU、10コアGPU、16コアNeural Engineを持つApple M4チップ」
「標準ガラス」
「16GBユニファイドメモリ」
「512GB SSDストレージ」
です。
価格は、264,800円と少し高額にはなりますが、将来的なことを考慮すると、CPUやGPUは上級グレード、ストレージは最低512GB欲しいです。
今回のiMacはメモリ16GBスタートとなる上に、ベースグレードはM3 iMacと同じ据え置き価格と非常にお得な構成となっています。
長く利用できるスペックでもありますので、その点も考慮してCPU.GPUも上級グレードを選択して、将来的にも長く利用できる仕様がおすすめです。
勿論、最もお求めやすいベースグレードを購入し、ストレージが不足しがちな場合は、外付けSSDやHDDをUSB-Cで繋ぐ方法もあります。
大切なのは、早く利用してMacを使いこなすこと。そうすれば、仕事も趣味もステップアップすること間違い無いでしょう。
iMacは、あなたの for Better Life に欠かせないデバイスとなるでしょう。









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