現行モデルのM2チップ及びM2 Proチップ搭載の『Mac mini』は、2023年1月17日発表、そして2月3日に発売されました。
その中で最も注目すべきMacが「M2 Pro搭載 Mac mini」です。
殆どの方は、M2 Mac miniで充分満足可能なのですが、デスクトップ版Macで初めて搭載された「Pro」チップ。
M3チップ搭載のMacBook AirやMacBook Pro、デスクトップのiMacが販売されている今、M2 Pro搭載Mac miniと整備済製品などで購入可能なM1 Max搭載Mac Studioの2機種を比べてみました。
Macを持ち出すことのない、デスクトップ派の方は必見の内容です。参考にしてください。
M2 Pro搭載Mac miniとM1 Max搭載Mac Studioを比較
Mac miniの上位グレードである『M2 Pro Mac mini』は、発表前から私も待ち望んでいた機種でもあるので、M1 Max搭載 Mac Studio(ベースグレード)との性能を比較してみたいと思います。
まずはいつもの通り、比較表をみてみましょう。
| M1 Max Mac Studio | ||
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|
| 発売年月日 | 2023年 | 2022年 |
| カラー | シルバー | シルバー |
|
システムオンチップ(プロセッサ)
|
Apple M2 Proチップ | Apple M1 Maxチップ |
| 6つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した10コアCPU | 8つの高性能コアと2つの高効率コアを搭載した10コアCPU | |
| 16コアGPU | 24コアGPU | |
| 16コアNeural Engine | 16コアNeural Engine | |
| メディアエンジン | ハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW ビデオデコードエンジン ビデオエンコードエンジン ProResエンコード/デコードエンジン |
ハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW ビデオデコードエンジン 2つのビデオエンコードエンジン 2つのProResエンコード/デコードエンジン |
| メモリ | 32GB | 32GB |
| ストレージ | 512GB | 512GB |
| ディスプレイ | 最大3台のディスプレイ:Thunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzのディスプレイ2台と、HDMI経由で最大4K解像度、60Hzのディスプレイ1台 最大2台のディスプレイ:Thunderbolt経由で最大6K解像度、60Hzのディスプレイ1台と、HDMI経由で最大4K解像度、144Hzのディスプレイ1台 HDMI経由で最大8K解像度、60Hzのディスプレイ1台または4K解像度、240Hzのディスプレイ1台 |
最大5台のディスプレイを同時サポート:
USB-C経由で最大4台のPro Display XDR(6K解像度、60Hz、10億色以上)と、HDMI経由で1台の4Kディスプレイ(4K解像度、60Hz、10億色以上)に対応 USB-C経由でDisplayPort出力に標準対応 1台のディスプレイ(最大4K解像度、60Hz)に対応 |
| 高さ | 3.6cm | 9.5cm |
| 幅 | 19.7cm | 19.7cm |
| 奥行き | 19.7cm | 19.7cm |
| 重量 | 1.2kg | 2.7kg |
| カメラ | ー | ー |
|
オーディオ
|
スピーカー | スピーカー |
| ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャック | ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャック | |
| マルチチャンネルオーディオ出力に対応するHDMIポート | マルチチャンネルオーディオ出力に対応するHDMIポート | |
|
ポート
|
Thunderbolt 4ポート x 4 | 背面 Thunderbolt 4ポート x 4 前面 USB-C × 2 |
| USB-Aポート x 2 | USB-Aポート x 2 | |
| HDMIポート | HDMIポート | |
| ー | 前面 SDXCカードスロット(UHS-Ⅱ) | |
| ギガビットEthernet(オプション:10Gb Ethernetに変更可能) | ギガビットEthernet(オプション:10Gb Ethernetに変更可能) | |
| 価格 | 240,800円(税込) | 278,800円(新品当時:税込) |
この表を基にみていきます。
今回はこの2機種を比較していますが、M2 Pro Mac miniやM1 Max Mac StudioはハイスペックなMacであり、一般的な利用ではM2 Mac miniで充分な性能です。
M2 Mac miniでもオーバースペック感があります(M1 Mac miniでも充分なくらいですよ)。
※2023年6月には、『M2 Max / Ultra Mac Studio』が発売されています。
こちらの記事も参考にして下さい👇。
注目すべき箇所

引用 : Apple
この2機種で最も注目すべき3箇所をピックアップしてみました。
CPUの高効率コア数の違い

M2 Pro搭載 Mac miniの詳細はこちら
M2 Pro Mac miniには「6つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した10コアCPU」が搭載されており、M1 Max Mac Studioには「8つの高性能コアと2つの高効率コアを搭載した10コアCPU」が搭載されています。
この「高効率コア数の違い」は消費電力にも影響すると思いますが、バッテリー非搭載のデスクトップ版には消費電力の違いによるバッテリー消費は無関係です。
ただ高効率コアを利用するタスクを実行する際は、4つの高効率コア搭載のM2 Pro Mac miniの方が有利かもしれません。

引用 : Apple

引用 : Apple
これはM2 Pro/Max MacBook Proの公式ページでの比較になりますが、「画像のアップスケーリング」や「写真の編集」などは「M2 Pro搭載 MacBook Pro」の方が「M1 Max搭載 MacBook Pro」よりもパフォーマンスは優れています。
実機で検証してみる必要はありますが、動画編集をする機会が少なく一般的な利用と写真の編集などを頻繁にするシーンでは、高効率コア数の多いM2 Pro Mac miniの方がM1 Max Mac Studioよりもベターな選択と言えるでしょう。
GPUコア数とメディアエンジンの違い
M2 Pro Mac miniには16コアGPU、M1 Max Mac Studio には24コアGPUが搭載されており、メディアエンジンもM1 Maxは2つのビデオエンコードエンジン、2つのProResエンコード/デコードエンジンが搭載されている為、動画編集に関しては「M1 Max搭載 Mac Studio」が断然有利です。

引用 : Apple
これもM2 Pro/Max MacBook Proの公式ページでの比較になりますが、『Final Cut Proのオブジェクトトラッキングにおける、より高速なパフォーマンス』などでは、M1 Maxの方がハイパフォーマンスです。
ただ先ほどの「画像のアップスケーリング」や「写真の編集」、そして『Final Cut Proのオブジェクトトラッキングにおける、より高速なパフォーマンス』などは写真や動画のファイル容量にもよりますが、体感で変わる程の違いはこの2機種ではないと思われます。
メモリ32GB / ストレージ512GBでの価格差
その他にも「接続可能ディスプレイ数」や「利用可能ポート」の違いなどはありますが、メモリ32GB / ストレージ容量512GB に統一した価格を比較すると、M2 Pro Mac miniは240,800(税込)、M1 Max Mac Studio は278,800円(税込)と、その価格差は「38,000円」になります。
「僅か38,000円」か、「38,000円は高額」か!?
皆さんはどう考えますか!?
38,000円あれば、iPad 第9世代の購入資金に充てることが可能になり、iPhoneよりも快適な「普段使い」の環境を得ることが可能です。
また、よりスペックの高いディスプレイを購入する資金に充てることも可能です。
私はM2 Pro Mac miniが登場したら購入する予定でしたので今スペックを検討中ですが、
「メモリを24GBにカスタマイズした M2 Mac mini でも充分かも」
と悩んでいるところです。
最後にもう一度記載しておきますが、一般的な利用やiPhoneを利用していてMacを使ってみたくて購入検討している方には、M2 Mac miniやM2 MacBook Air、それより前に発売された M1 Mac mini やM1 MacBook Airでも充分な性能です。
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