やっと登場しました。
2020年に「M1チップ」を搭載して登場して以来、2年以上経過して新しいチップを搭載してMac miniが発表されました。
今回の発表では「M2 Pro/Max MacBook Pro 14インチ」「M2 Pro/Max MacBook Pro 16インチ」「M2/M2 Pro Mac mini」と3機種発表されましたが、この中で最も注目は「Mac mini」です。
今回は満を持して登場した「M2/M2 Pro Mac mini」と「M1 Mac mini」を比較して、どういった方に新型 Mac mini がおすすめなのか解説していきます。
新旧比較!M2/M2 Pro Mac mini

引用 : Apple
日本時間の17日午後11時過ぎにAppleホームページに現れた「M2/M2 Pro Mac mini」。
2年超の時を経て新しくなったMac miniの性能比較からみていきましょう。
この表を元に解説していきます。
搭載チップ

引用 : Apple
待ちに待った「M2チップ」、そして「M2 Proチップ」を上位グレードとして搭載してきた今回の新型Mac mini最大の進化といって良いでしょう。
M1チップとM2チップは体感できる差はないですが(MacBook Air のM1とM2での感想)、最も新型登場までの期間が長かったMacでしたので、新型の登場は喜ばしいことです。
後で記載する「こういった方におすすめ」に該当する方は多いと思いますし、iPhone14 Proなどで撮影したProResビデオの編集・書き出しもOKです。
ただ、M2 Proチップは高性能コアが M2チップよりも2コア多い6コア、GPUも16コア(最大19コア)となっており、グラフィックス性能が向上します。
高解像度のビデオを編集したり、仕事や趣味でグラフィックスの負荷が特別に高いタスクをするなら、GPUのコア数が多いM2 Proチップがおすすめです。

引用 : Apple
メモリ

引用 : Apple
M2 Mac miniは、メモリをM2 MacBook AirやM2 MAcBook Pro同様、8GB / 16GB / 24GBと選択することができます。
Mac miniは8GBのメモリを標準で搭載していますので、日々の作業をこなしたり、複数のアプリケーションを同時に動かすのに十分な容量です。
高解像度の画像を編集するなど、より大きなタスクに取り組む場合は、最大24GBまで拡張できます。
より大きな容量のユニファイドメモリを選ぶと、より多くのアプリを、より高いパフォーマンスで同時に動かすことができます。

引用 : Apple
そしてM2 Pro Mac miniは、16GBのメモリが標準搭載されています。
また、4Kビデオの編集やレンダリングなど、グラフィックスの負荷が高い作業を頻繁にする場合は、32GBを選択することをおすすめします。
より大きな容量のユニファイドメモリにより、より多くのアプリをより高いパフォーマンスで同時に動かすことができます。
動画編集などクリエイティブな作業を頻繁にする方は、32GBを選択できるM2 Pro Mac miniが安心です。
そしてどのMacにも言えることですが、メモリは後から追加することが不可能ですので、「Macですること」「Macでしたいこと」をある程度はっきりさせてメモリを選ぶと安心です。
ストレージ容量
ストレージ容量は、M2 Mac miniはM1 Mac mini同様の256GB / 512GB / 1TB / 2TBと選択可能です。
M2 Pro Mac miniは512GB / 1TB / 2TB / 4TB / 8TBと選択可能で、こちらはファイル容量の大きい動画ファイルの保存を予測した仕様と言えます。
おすすめは512GBです。
そして万が一不足した場合は、転送速度の早い外付けSSDの2TBか1TBを後から購入・利用することで対応可能です。
そしてその外付けSSDから外付けHDDへデータを移せば、外付けSSDは常に余裕のある状態を維持できます。
接続可能ディスプレイ数
Macビギナーの方は、ディスプレイは最初は1台しか接続しない場合がほとんどですので、ここはあまり気にしなくても大丈夫です。
M2 Mac miniは、4Kディスプレイを最大2台接続可能ということだけ覚えていれば十分でしょう。
ヘッドフォンジャック
ヘッドフォンジャックもM1 Mac miniよりも進化しています。
音質に拘り、有線ヘッドフォンを利用する方には嬉しいスペックアップです。
ただ、今はワイヤレスイヤホンを利用している方が多いですし、ヘッドフォンジャックの進化が購入する決め手にはならないので、「雑音が少なく、高い音質」のヘッドフォンが利用可能ということだけ理解していれば良いでしょう。
あとスピーカーは内蔵されていますが、M1 Mac miniのスピーカーは「良い音」とは言えなかったので、M2 Mac miniもそれ程期待はできないでしょう。
スピーカーは別途用意した方が安心です。
ポート数
M2 Mac miniは、Thunderbolt 4ポート x 2、M2 Pro Mac mini はThunderbolt 4ポート x 4と差があり、将来的な拡張性を求めるなら、価格面からもM2 Pro Mac miniが良いのかもしれません。

Thunderbolt4を2つ搭載した M2搭載 Mac mini 引用 : Apple

M2 Pro搭載 Mac mini は4つのThunderbolt / USB 4ポート搭載 引用 :Apple
ただ、まだThunderbolt 4対応の機器は少ない上に高額でもありますので、必要になったらThunderbolt 4対応のドッキングステーションを導入する方法もあります。
価格
M2 Mac miniのベースグレードが84,800円から購入できるのは、M1 Mac miniと比較すると「実質値下げ」と言えるでしょう。
この価格をみて「非常にお買い得な Mac 」」というのが正直な感想です。
今、最も購入すべき Mac と言ってもいいでしょう。
ただ、動画の保存や編集などをする機会が多い今、ストレージ容量が512GBのモデルを選択した方が安心できますし、256GBでは今の時代少ないかもしれません。
一方、M2 Pro Mac miniは10万円高い184,800円ですが、M2 MacBook AirとM2 Pro MacBook Pro14インチの価格差を考えると、「妥当」な価格と言えるでしょう、価格は高いですが…。
おすすめの機種
性能を比較した上で、おすすめの機種はどの機種かみてみます。
ほとんどの方には「M2 Mac mini」がおすすめ!

引用 : Apple
今回発表された「M2 Mac mini」と「M2 Pro Mac mini」ですが、ほとんどの方は「M2 Mac mini」で十分満足できます。
オーバースペックと感じる方もいる位に十分な性能です。
そして、おすすめの機種は、
8GBユニファイドメモリ / 512GB SSDストレージの「M2 Mac mini」112,800円です。
Mac mini M2 チップ搭載デスクトップコンピュータ: 8コアCPUと10コアGPU、8GB ユニファイドメモリ、512GB SSDストレージ
WebブラウザのSafariやChromeの10以上のタブを開いたwindowを複数開いている状態で、メモリ消費の多いアプリ(ソフト)を同時に利用しない限り8GBのメモリでも問題なく利用可能です。
多くのアプリを同時に開く利用が多く不安な方は、メモリを16GBや24GBにカスタマイズすることをおすすめします。
クリエイティブな利用には「M2 Pro」がおすすめ!
GPUのコア数が多いM2 Proチップは、高解像度のビデオを編集したり、仕事や趣味でグラフィックスの負荷が特別に高いタスクを頻繁にする機会が多いなら、「M2 Pro Mac mini」は最高の相棒になってくれるでしょう。
Mac mini M2 Pro チップ搭載デスクトップコンピュータ: 10コアCPUと16コアGPU、16GB ユニファイドメモリ、512GB SSDストレージ
こういった方にもM2 Mac miniはおすすめ!

これまでMacBook Airなどを自宅でクラムシェルモードで外付けモニターへ接続して利用していた方で、自宅でしかMacを利用していないから買い替えを検討している方などは、外付けモニターなどはそのまま利用可能なので買い替えの場合はお求めやすくなります。
M1 Mac miniからM2 Mac miniへの買い替えは微妙
M1 Mac miniを利用している方が、M2 Mac miniへ買い替えた場合は注意が必要です。
利用しているM1 Mac miniのメモリが8GBで不足を感じ、M2 Mac miniをメモリ16GBにカスタマイズして購入するならおすすめですが、同じメモリ数での買い替えは進化を感じることは少ないかもしれません。
まとめ

今回発表された M2/M2 Pro搭載 Mac miniは、デスクトップのMacの中でも高性能な部類に入る Mac です。
一体型のiMacと比べると、ディスプレイやキーボードなどを別途揃える必要はありますが、Mac Studioまでの性能はいらない多くの方にベストなMacと言えます。
最もお求めやすく購入可能なMac miniは、あなたの for Better Life の強い味方になってくれるでしょう。


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