「オールスクリーンのiPadが欲しくて、iPad AirかiPad Proで迷ってる、、、」
「Appleペンシル第2世代が便利だから、iPad ProにするかiPad Airにするか、、、」
「カラーが魅力でiPad Airの購入を考えているけど、Proの方が高スペックだし、、、」
このような購入前の悩みをよく聞きますので、iPad利用歴10年超の私がiPad Airを選んでも安心な理由を解りやすく簡単に解説していきます。
iPad Airは普通に利用する上でiPadの最上位です!

M1チップを搭載している iPad Air 第5世代 引用 : Apple
見出しに記載した通り、iPad Air 第5世代は普通にiPadを利用される方にとっては最上位と言っていい機種です。
もちろん機種ラインアップではiPad Proがありますのでそちらが最上位ではありますが、普通に利用される方にとってはその性能を持て余してしまいます。
本来ならば無印iPadでも充分な性能
このサイトで何度も紹介しておりますが、一般的な利用で最もおすすめの機種は「無印iPad」です。
その理由は、iPad購入後の利用用途アンケートの殆どがiPadに負担のかからない情報収集での利用用途が大部分を占めているからです。

価格.comリサーチ No.044 図12 利用目的(購入前後別)(複数回答)より引用
無印iPadでもこういった利用は充分可能なのです。
ただiPad AirやiPad Proの購入を検討されている方は、もう少しクリエイティブな利用を見据えていることでしょう。
閲覧はもちろん、動画の編集やビジネスでの利用などiPadを存分に楽しむならば無印iPadよりもiPad Air 第5世代が最適です。
その理由をスペック比較などを元に解説していきます。
iPad AirとiPad Proのスペック比較
2020年に発売されたiPad Air 第4世代はオールスクリーンやホームボタンの廃止、またカラーが豊富に用意されるなど大幅に改良され、2021年3月にiPad Air 第5世代へと進化しました。
正面からみるとほとんどiPad Proと同じで、iPad Airのカラーラインナップが気に入ってiPad Airを選ばれた方も多いのです。
それではここで、iPad AirとiPad ProのスペックをWi-Fiモデルで比較をしてみましょう。
|
機種
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カラー
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スペースグレイ | スペースグレイ | スペースグレイ |
| スターライト | シルバー | シルバー | |
| ピンク | ー | ー | |
| パープル | ー | ー | |
| ブルー | ー | ー | |
| 発売年月 | 2022年3月 | 2022年10月 | 2022年10月 |
| 搭載チップ | M1 | M2 | M2 |
| 高さ | 247.6mm | 147.6mm | 280.6mm |
| 幅 | 178.5mm | 178.5mm | 214.9mm |
| 厚さ | 6.1mm | 5.9mm | 6.4mm |
| 重量(Wi-Fiモデル) | 461g | 466g | 682g |
| ディスプレイサイズ | 10.9インチ | 11インチ | 12.9インチ |
| ディスプレイ | Liquid Retina | Liquid Retina | Liquid Retina XDR |
| ProMotionテクノロジー | ー | 対応 | 対応 |
| SDR輝度 | 最大500ニト(標準) | 最大500ニト(標準) | 最大600ニト(標準) |
| XDR輝度 | ー | ー | フルスクリーン最大1,000ニト、ピーク輝度1,600ニト(HDRコンテンツのみ) |
| ユニファイドメモリ | 8GB | 8GBまたは16GB | 8GBまたは16GB |
| メインカメラ | 12MP広角カメラ | 12MP広角カメラと10MP超広角カメラ | 12MP広角カメラと10MP超広角カメラ |
| フラッシュ | — | より明るいTrue Toneフラッシュ | より明るいTrue Toneフラッシュ |
| LiDARスキャナ | ー | 搭載 | 搭載 |
| 最大4K、30fpsのProResビデオ撮影 | ー | 対応 | 対応 |
| オーディオズーム | ー | 対応 | 対応 |
| ステレオ録音 | ー | 対応 | 対応 |
| フロントカメラ | 12MP超広角フロントカメラ | TrueDepthカメラ(超広角カメラ搭載) | TrueDepthカメラ(超広角カメラ搭載) |
| センターフレーム | 対応 | 対応 | 対応 |
| 進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード | ー | 対応 | 対応 |
| アニ文字とミー文字 | ー | 対応 | 対応 |
| 高さ | 247.6mm | 247.6mm | 280.6mm |
| 幅 | 178.5mm | 178.5mm | 214.9mm |
| 厚さ | 6.1mm | 5.9mm | 6.4mm |
| 重量(Wi-Fiモデル) | 461g | 466g | 682g |
| スピーカー | 2(上下) | 4 | 4 |
| コネクタ | USB-C | Thunderbolt / USB 4ポート | Thunderbolt / USB 4ポート |
| センサー | 電源ボタンTouch ID | Face ID | Face ID |
| Appleペンシル | 第2世代 | 第2世代 | 第2世代 |
| 価格(Wi-Fiモデル・Appleストア税込価格 2024年4月) | |||
| 64GB | ¥92,800 | ||
| 128GB | ¥124,800 | ¥172,800 | |
| 256GB | ¥116,800 | ¥140,800 | ¥188,800 |
| 512GB | ¥172,800 | ¥220,800 | |
| 1TB | ¥236,800 | ¥284,800 | |
| 2TB | ¥300,800 | ¥348,800 | |
| 価格(Wi-Fi+Cellularモデル・Appleストア税込価格 2024年4月) | |||
| 64GB | ¥116,800 | ||
| 128GB | ¥148,800 | ¥196,800 | |
| 256GB | ¥140,800 | ¥164,800 | ¥212,800 |
| 512GB | ¥196,800 | ¥244,800 | |
| 1TB | ¥260,800 | ¥308,800 | |
| 2TB | ¥324,800 | ¥372,800 | |
ここで大事なことは、iPad AirとiPad Proの大きな違いは
・プロモーションテクノロジーの有無
・搭載カメラの違い
・認証が「Face ID」か「Touch ID」か!?
・ストレージの最大容量の違い
この5つが大きな違いといっていいでしょう。
最初は「搭載チップの違い」です。

Appleホームページより引用
iPad Air 第5世代は、2020年 MacBook Airなどで世間を驚かせた「M1チップ」を搭載しています。
一方2022年10月にリプレイスされたiPad Pro 11インチ/12.9インチは、M1チップの改良版である「M2チップ」を搭載しています。
性能的にはiPad Proに搭載の「M2」の方が優れているのですが、MacBook Airなどで利用してみても体感できる程の差は感じません。
そして、iPad上での「M1とM2の差」も体感できることは少ないでしょう。
「iPadOS16」の登場でやっとM1チップの利点を活かせる機会を得たばかりですので、一般的な利用をする上ではM1チップでもオーバースペックと言えます。
プロのクリエーターの方にとっては、利用するアプリによりその性能差は大きな違いになりますが、2024年4月の段階ではiPad上で「M1とM2の差」は一部の機能を除いて無いものと思って大丈夫です。
2つ目の「プロモーションテクノロジーの有無」ですが、これは画面のリフレッシュレートがiPad Airは60Hzに対してプロモーションテクノロジー搭載のiPad Proは120Hzと2倍の差があります。
これは1秒間にどれだけ画面を更新するかの違いでiPad Airは60回更新、iPad Proは120回更新になります。
このリフレッシュレートの違いを体感できるのは、
・iPadの画面でイラストを描く方
・ゲームやスポーツなど動きの速い動画を観る方
こういった場合にプロモーションテクノロジーを体感できるでしょう。
反対にこういったことをiPadでされることがないならば、プロモーションテクノロジーの機能自体が必要無いと言っても過言ではありません。
3つ目の搭載カメラの違いですが、背面カメラはiPad Air 第5世代は「12MP広角カメラ」のみですが、iPad Proには「12MP広角カメラと10MP超広角カメラ」が搭載されています。
また、iPad Proには「LiDARスキャナ」センサーが搭載されており、iPad Airとのカメラシステムの違いがはっきりとしています。

引用 : Amazon
M2チップ搭載 iPad Pro 11インチの詳細・価格はこちら
4つ目はiPad起動時の認証が、「Face IDかTouch IDかの違い」です。
iPad Airは電源ボタンに内蔵されたTouch IDをiPad Air 第4世代から引き続き採用しています。
マスクをする機会が多い今、Face IDよりもありがたい機能だと思います。
最後のストレージの最大容量の違いですが、iPad Airは最大で256GBのストレージ容量ですが、iPad Proは最大2TBまで選択可能です。
ストレージ容量は利用する方によって必要な容量に違いが出てきますが、256GBあれば4K動画もある程度は保存できますし、万が一不足しそうな際は外付けSSDやiCloudなどのサービスを利用することで解決できます。
USB-typeC搭載により簡単に外付けSSDという選択肢が増えました。
Appleペンシル第2世代が便利!

iPad Air 第5世代もiPad ProもAppleペンシル第2世代が利用可能です。
Appleペンシルは一度利用するとその便利さは手放すことが出来ないくらいです。
またAppleペンシル第2世代は、iPad AirやiPad Pro本体にマグネットで装着・充電可能な為、常にiPadへ装着しておくことが可能で利用する機会が多くなります。
実際私もiPad Air 第4世代を利用していますが、Appleペンシルの使用頻度がかなり増えました。
USB-typeC搭載!

iPad Air 第4世代でこれまでのLightningケーブルからUSB-typeCに変更されました。
これは大きな変更であり、拡張性が増したことで更にiPad Airを便利にしてくれます。
先程の外付けSSDへのデータ保存もそうですし、外部ディスプレイへの出力もUSB-typeCケーブル1本で可能なのは大きなメリットです。
iPad Airは周辺機器にも困らない!

これは先程のUSB-typeCへと変更されたことと関係しますが、外付けSSDをはじめ周辺機器をiPadと利用する機器に困らないです。
例えばUSB-typeC対応のハブを利用することで、SDカードのデータの取り込みやHDMIを利用しての外部モニターへの出力にも困りません。
また、iPad Pro同様にMagic Keyboardが利用できる点も大きいです。
最も大きい理由|価格
そして最も大きい理由は「価格」です。
iPad Air 256GB/Wi-Fiモデルが116,800円、iPad Pro 11インチ 256GB/Wi-Fiモデルは140,800円と24,000円の価格差があります。
24,000円と聞くとそれ程大きな金額ではないと感じてしまうかもしれませんが、10万円オーバーの商品での24,000の価格差となると、話しは別になります。
iPad Proのスペックはプロクリエーター仕様!

M2チップを搭載した iPad Pro 引用 : Apple
2022年登場のiPad Pro(11インチ、12.9インチ)は2022年登場のMacBook AirやMacBook Proへ搭載されたM2チップを搭載し、そのスペックに注目が集まっています。
ストレージ容量も最大2TBまで選択可能で、1TB以上のモデルにはメインメモリが16GBとPC顔負けのスペックでiPadを利用した作業を生業とされる方々にとって最高の機種と言えるでしょう。
主にクリエーターの方々に好まれるiPad Proですので、WEB閲覧やkindleなどを利用した読書、またネットショッピングや動画鑑賞などで利用する「一般利用者」にはオーバースペックな機種でもあります。
日常的にRAW現像や4K動画編集を頻繁にする方やイラストを描くことが仕事の方にとって最高のiPad、それがiPad Proだと感じます。
こういった方はiPad Proも検討

引用 : Apple
最近は旅行や家族やペットの成長記録を動画で残す方が増えてきています。
折角だからそういった記録も4Kで残したいです。そうした4K動画を個人でも撮影する機会が増えた今、動画編集することもある意味「日常的」となってきています。
4K動画の編集はiPad Air 第5世代でも可能なのですが、数が増えてくるとiPad Airの最大ストレージの256GBでは不足する恐れもあります。
外付けSSDなどで対応することも可能ですが、『DaVinci Resolve for iPad』など多くのメモリを必要とする動画編集アプリを利用するのであれば、M2チップの方が安心かもしれないです。
また編集後の書き出しに要する時間もiPad AirとiPad Proでは多少差が出てくるでしょうし、こうした作業を「頻繁に」行う予定がある方は、iPad Proを選択することもお勧めしたいです。
作業時間を優先するか?コストを優先するか?
難しい選択です!

引用 : Amazon
M2チップ搭載 iPad Pro 12.9インチの詳細・価格はこちら
充分すぎる程に満足できるiPad、それがiPad Air 第5世代

Appleホームページより引用
個人的には閲覧中心に普通に利用するなら無印iPad、カラーバリエーションが豊富で気に入ったカラーがあり、クリエイティブな利用も考えているならiPad Air 第5世代を選択されることをおすすめします。
冒頭でも記載しましたが、iPad Air 第5世代は普通に利用するには充分すぎるスペックだからです。
カラーバリエーション豊富でスペックも充分満足なiPad Air。
iPad Air 第5世代を手にして、iPad Lifeをよりクリエイティブにしてみませんか。
きっとfor Better Lifeの必須ツールとなることでしょう。
M2チップ搭載 iPad Pro 12.9インチの詳細はこちら
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