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M3 MacBook AirとM2 Pro MacBook Pro|微妙に迷う2機種を比較!

Apple
引用 : Apple
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M3 MacBook Airが登場し、「待ってました!」とカスタマイズしていくと「高っ!」となって踏みとどまってしまう方も多いでしょう。

「もう少し頑張れば、M2 Pro MacBook Pro 14インチが買えてしまう!」と思える価格に跳ね上がります。

ただ、M2 Pro MacBook Proも発売当初から一度価格改定されており、整備済製品や中古市場でも「更に高価なMac」になっています。

今回は、「M3 MacBook Air」と比較対象になる可能性のある「M2 Pro MacBook Pro14インチ」の性能面と価格を比べて、「この機種はこういった利用をメインにするMac」をはっきりさせたいと思います。

購入前の参考にしてください。

円安が憎いですね!



動画編集等を職業としている方は「Pro」!それ以外は「Air」

M2 Pro MacBook Proが発売された際にも掲載しましたが、MacBook Proは「プロ仕様」であり、「MacBook Proを使用して利益を生むプロの為のMac」です。

ましてここまで日本での販売価格が上がった今、プロのクリエーターの方やYouTubeなどに動画をアップして広告収入を得る人以外は、スペック的にも「MacBook Air」で充分であり、浮いた資金をiPadやAirPods、Apple Watchなどの購入資金の一部としたり、「GoPro」をはじめとするアクションカメラなどに充てた方が、Macを活かすことに繋がるでしょう。

このことをスペックの違いから解説していきます。

スペック比較

引用 : Apple

ここで「M3 MacBook Air」と比較対象になる可能性のある「M2 Pro MacBook Pro14インチ」のスペックを比較してみましょう。

現在、同時販売されている「M2 MacBook Air」も合わせてみてみましょう。

SoC

M3 MacBook Airは新型「M3チップ」を搭載していますが、M1との大きな違いはGPUが最大10コアに増やせる点です。

GPUとは「Graphics Processing Unit」の略で、画像処理装置を意味します。その名の通り、画像・映像を描写するために必要な計算を処理するものです。

最近では、画像や映像を利用・編集する機会も増えており、より速く、よりきれいに画像・映像を映したり編集するには、GPU性能は侮れません。

また画像を処理するということは膨大なデータを瞬時に計算する必要があるので、コア数をアップすることで処理数を増やしたり処理速度を早くすることが可能です。

M1の8コアGPUより2コア増やすことにより、M3 MacBook AirはM1 MacBook Airよりも映像処理性能が向上しています。

GPUは、内部でコア同士が連携して処理を行える為、CPUに比べて圧倒的な処理スピードを誇ります。

処理スピードはCPUの10倍ともいわれていますが、単純計算に特化していて幅広い処理には向いていません。

映像処理をする機会が少ない方にとっては、このGPUコア数増はそれ程重要なスペックアップとは言えないですので、M1 MacBook Airで充分満足できる仕様です。

動画編集が少ない方にとって、無駄なパーツへの費用負担を減らせる項目でもあります。

一方、M2 Pro MacBook ProはGPUを最大19コアまで増やすことが可能ですので、「映像処理のプロ仕様」と言い切っても良いでしょう(実際はこの上に「M2 Max」というSoCを選択することも可能です)。

CPUに関しては、コア数は8コアと同じでもM3 MacBook AirとM2 Pro MacBook Proでは大きな違いがあります。

CPUとは「Central Processing Unit」の略で、中央演算処理装置を意味します。

人間でいう頭脳として機能しており、逐次(ちくじ)計算からデータベースの実行まで、幅広い処理を行います。

そのCPUですが、M3 MacBook Air は8コアのうち4コアが高性能コアで、M2 Pro MacBook Proは8コアのうち6コアが高性能コアと、性能差があります。

CPUは普通の使用ではその差を体感できることは少ないので、「高性能コアが多い」とかに拘る必要はないでしょう。

というより、M1からはじまったAppleシリコンの性能が良いので、高性能コアが4コアでも充分な性能と言った方が正しいかもしれません。

また、多くの方が性能比較としてベンチマークスコアなどを公開していますが、そのスコア差はほとんど体感できないレベルです。

繰り返しますが、頻繁に動画編集など負荷をかける作業が少ない「通常の利用」なら M2 MacBook AirやM1 MacBook Airで充分すぎる性能です。

M3 MacBook Airの詳細やユーザーレビューはこちら

メモリ

一般的に言われているメモリとは、RAM(Random Access Memory)のことをさします。

このメモリ(RAM)容量はPCの動作速度に大きく影響してきます。

解りやすく解説するために、メモリはよく「机」や「作業台」に例えられます。

何か作業をする際、例えば机の上に書類や筆記用具を置いたり、専門書を開いたりします。

その机が広ければ広いほど作業は捗りますが、その状態に似ています(ニュアンス的にですが)。

M3 MacBook Airはメモリが標準で 8GBを搭載しており、16GB / 24GB とカスタマイズすることが可能です。

M1 MacBook Airも標準で 8GB、カスタマイズで 16GB を選択することが可能でしたが、M2 MacBook AirからはGPUコア数を10コアが選択できたり、メモリも最大24GBと余裕を持たせた選択が出来るようになりました。

一方M2 Pro MacBook Proは、カスタマイズで 32GB のメモリを選択可能ですが、32GBを必要とするタスクは同時に冷却性能も向上させる必要が出てくる場合が多く、ファン搭載のM2 Pro MacBook Pro仕様だと言えるでしょう。

そういう意味では、メモリ24GBは冷却ファン非搭載の上限と言えるのかもしれません。

一般的な利用では、24GBを必要とするタスクはほとんどなく、余裕を持って16GBあれば充分です。

M1 MacBook Airのメモリ8GBでもフルHD(1,080P)の動画編集ならば全く問題なく可能ですし、4K30fps の動画編集も可能です。

ただ、せっかく購入するMacBook Airを長く利用するならば、メモリを16GBにカスタマイズしておくと安心出来るでしょう。

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32GBまで選択可能なM2 Pro MacBook Proは、一般的な利用では必要ないと言えます。

M3 MacBook Airの詳細やユーザーレビューはこちら

ディスプレイ

ディスプレイの性能は、M3 MacBook AirとM2 Pro MacBook Proでは大きな差が出てくると感じました。

M3 MacBook AirとM2 Pro MacBook Proを並べて比較した際、「14.2インチ Liquid Retina XDRディスプレイ」搭載のM2 Pro MacBook Proのディスプレイは明らかに違いました。

ただ、並べて比べてみた時に違いがわかる感じでしたので、私が毎日利用しているM1 MacBook AirのRetinaディスプレイは相当綺麗ですので、これも「一般的な利用」ではM3 MacBook Airで充分満足出来るでしょう。

また、「14.2インチ Liquid Retina XDRディスプレイ」をお求めやすく利用したいのであれば、2023年発売の「M3 MacBook Pro」も同じディスプレイを採用していますので、M3 Proではないですが、ワンランク上の映像を手に入れることが可能です。

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このディスプレイの差(輝度の違い)が次のバッテリー性能にも影響してきます。

バッテリー性能

ワイヤレスインターネット利用時の比較で、M3 MacBook Airは「最大15時間」、M2 Pro MacBook Proは「最大12時間」とバッテリー使用時の持続可能時間に3時間の差があります。

6つの高性能コアCPU搭載・最大16コアのGPU・XDR輝度1,000ニトなどスペック的に優れているM2 Pro MacBook Proの方がやはり電力消費は多くなってしまいます。

4つの高性能コアで満足できる性能よりも、ベースグレードで110,000円高い「6つの高性能コア」のM2 Pro MacBook Proを選択するか、4つの高性能コアで満足できてバッテリー持続時間が長く110,000円安いM3 MacBook Airを選択するか。

一般的な利用ならば、M3 MacBook Air を選択するでしょう。

M3 MacBook Airの詳細やユーザーレビューはこちら

その他比較

これまで比べてきたメイン部分以外にもオーディオやポート類などありますが、M3 MacBook Airの4スピーカーサウンドシステムは、M1 MacBook Airよりも優れています。

ポートに関しても、M1 MacBook Airでは非搭載のMagSafeがM2 MacBook Airから復活し、ボディーカラーと同色のケーブルが付属してくるなど「粋な」仕様は、M3 MacBook Airも見逃せません。

またThunderbolt / USB4ポート2つしかないM3 MacBook Airは、USB-Cハブを利用することや、外部ディスプレイを利用する方はハブ機能のあるディスプレイを利用することで解消されます。

ただ、どちらかというとサブ的なパーツであり、CPUやGPU、メモリなどメインとなるパーツが重要ですので比較対象のメインとしました。

個人的には、1080P FaceTime HDカメラがM2 MacBook Airから搭載されたことは、大きなメリットであると感じます。

カスタマイズを含めた価格

M3 MacBook AirとM2 Pro MacBook Pro、そしてM2 MacBook Airも含めた価格を、カスタマイズした一例も含めてみてみましょう。

ユニファイドメモリ16GB / ストレージ容量512GB で比較
M3 MacBook Air M3 MacBook Pro M2 Pro MacBook Pro 14インチ
価格 224,800円 278,800円 288,800円
価格差
← 54,000円 →
← 10,000円 →
←      64,000円       →

ベースグレードでは164,800円のM3 MacBook Airも、メモリー16GB / 512GB SSDへとカスタマイズすると224,800円!

M1 MacBook Airにあった「お得感」は、M3 MacBook Airではかなり薄れてしまいました。

そして同じ条件でのM2 Pro MacBook Proでは288,800円と、64,000円の違いがあります。

2024年6月現在、M2 Pro MacBook Proの同条件の新品が、ヤマダウェブコムで258,544円で数量限定で販売されていますので、M3 MacBook Airとの価格差は「約34,000円」といったところです。


M2 Pro MacBook Pro 14インチ 16GBメモリ/512GB SSDの価格や詳細はこちら

正直、迷う金額ではあります。

まとめ

M3 MacBook Air 13インチと微妙に比較対象になりそうなM2 Pro MacBook Pro 14インチについてまとめると、

日常的に動画編集を行ない、動画編集が仕事の一つである方には「プロ仕様」の M2 Pro MacBook Proを選択した方が安心!
それ以外の方は、M3 MacBook Airで充分満足出来る性能!
M3 MacBook Airよりも、M2 MacBook Air の方が高コスパで満足感が上がる!

これまでの内容をまとめると、お勧め順は

  1. M3 MacBook Air
  2. M2 MacBook Air
  3. M2 Pro MacBook Pro

の順になります。

ただ、

「M3 MacBook Air のミッドナイトが気に入った!」

「新しいフラットなデザインが素敵!」

といった理由ならば、迷わずM3 MacBook Airをおすすめします。

価格は上がりますが、同時に気に入った機種ならば利用頻度も満足度も上がり、その結果としてMacのスキルも上がり「言うことなし」という良い循環を生んでくれます。

MacBook Airは「入門機」的な位置付けと考えられがちですが、M1チップが登場してからはその位置付けは「入門機」ではなくなり、「省電力な高性能マシン」へと変化しました。

M3 MacBook Air は、2024年3月発売です。

M3 MacBook Airの詳細やユーザーレビューはこちらから


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