2024年5月に発売されたM2チップ搭載の最新iPad Air。
今、iPad Air 第2世代やAir 第3世代、そしてiPad Air 第4世代を利用している方の中で、M2 iPad AirやM1 iPad Airに機種変更を検討されている方も多いのではないでしょうか。
今回は、iPadOS16で対象機種から外れたiPad Air 第2世代以前のiPad Air等を利用されている方が機種変更を検討する上で、M2 iPad Airが対象機種として適切か検討してみたいと思います。
iPad Air2 以降のスペック比較

引用 : Apple
先ずは最新のiPadOS17に対応しているiPad Air 第3世代以降のiPad Airと非対応のiPad Air 第2世代の主要スペックをまとめてみました。
| iPad Air5 | iPad Air4 | iPad Air3 | iPad Air2 | |
| ディスプレイサイズ | 10.9インチ | 10.9インチ | 10.5インチ | 9.7インチ |
| 輝度 | 最大500ニト | 最大500ニト | 最大500ニト | 最大400ニト |
| フルラミレーションディスプレイ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 反射防止コーティング | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 広域色ディスプレイ(P3) | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応
(フルsRGB規格) |
| True Toneディスプレイ | 対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
| 搭載チップ | M1 | A14 Bionic | A12 Bionic | A8X |
| ストレージ容量 | 最大256GB | 最大256GB | 最大256GB | 最大128GB |
| RAM | 8GB | 4GB | 3GB | 2GB |
| メインカメラ | 12MP広角カメラ | 12MP広角カメラ | 8MP広角カメラ | 8MP広角カメラ |
| フロントカメラ | 12MP超広角 | 7MP FaceTime HD | 7MP FaceTime HD | 1.2MP FaceTime HD |
| センターフレーム | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
| スピーカー | 2スピーカー(横向き) | 2スピーカー(横向き) | 2スピーカー | 2スピーカー |
| コネクタ | USB-C | USB-C | Lightning | Lightning |
| Appleペンシル | 第2世代 | 第2世代 | 第1世代 | 非対応 |
| 認証システム | トップボタン内蔵Touch ID | トップボタン内蔵Touch ID | ホームボタン内蔵Touch ID(第2世代) | ホームボタン内蔵Touch ID(第2世代) |
| セルラー通信 | 5G | 4G | 4G | 4G |
| Wi-Fi6 | 対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
iPad Airは、以前から無印iPadよりもディスプレイ性能が良いことがこの表でわかります。
この表を元に、M2 iPad AirやM1 iPad Airへの買い替えは有意義な買い替えになるのかをみてみましょう。
iPad Air 第2世代からの買い替え
iPad Air 第2世代を今利用されている方は、M2 iPad AirもしくはiPad Air 第5世代への買い替えを検討されてみてはどうでしょうか。
2024年7月時点で最新のiPadOS17には非対応であり、最新のiPadOSを利用できないこととセキュリティー面等を考えると買い替えがオススメです。
それ以外の買い替えによるメリットとして
- 10.9インチディスプレイ(オールスクリーン)
- Apple Pencil USB-C(iPad Air 第5世代はApple Pencil 第2世代)が利用可能
- 最新のM2チップ搭載(iPad Air 第5世代はM1チップ搭載)
- USB-Cによる拡張性向上
- 横向き2スピーカー
これらの項目についてそれぞれみてみます。
10.9インチディスプレイ(オールスクリーン)

シックなカラーが魅力の iPad Air 第5世代 引用 : Apple
これまでホームボタンを搭載していたiPad Air 第2世代やiPad Air 第3世代を利用されていた方にとって、10.9インチのオールスクリーンは感動すると思います。
TouchIDがトップボタン内蔵となり、画面全体に動画などを映せることはiPadを利用する上で迫力が変わってきます。
Apple Pencil USB-C(Air5は第2世代)が利用可能
iPad Air 第2世代は、Appleペンシル非対応だった為その便利さがわからないと思いますが、一度利用するとApple Pencilがないと不便に感じることでしょう。
そのApple Pencilですが、iPad Air 第4世代からApple Pencil 第2世代対応となり、iPad本体へ装着可能なので利用したい時に直ぐに利用可能な点も高評価だといえるでしょう。
最新のM2 iPad Airは、Apple Pencio ProとApple Pencil USBに対応しています(Apple Pencil 第2世代には非対応)。
最新のM2チップ(Air5はM1チップ)搭載

引用 : Apple
iPadではiPad Proだけに搭載されていたM2チップを、今回iPad Airに搭載してきました。
Macで初めて搭載されたAppleシリコン(M1チップ)ですが、その高性能・低電力などは非常に高評価であり、iPadではその性能を持て余すほどです。
実際、今M1チップでないと動かないiPadのアプリはありませんし、Macで利用している動画編集ソフトの「Final Cut Pro」などがiPadに対応するようになりました。
M2やM1チップ搭載ということは、将来的なことを見据えてのiPad Airのメッセージではないかと感じます。
価格は上がりましたが、iPad Air 第2世代を長く利用されてきた方にとっては、最新のiPad Airも長く利用できるiPadですので、買い替えはおすすめ出来ます。

M2チップ搭載iPad Airの価格や詳細、ユーザーレビューはこちら

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USB-Cによる拡張性向上

Lightning端子搭載のiPad Air 第2世代からは、こちらも大きな変更・拡張性の向上に繋がります。
変換ケーブル無しで外付けSSDなど様々な機器を接続できることで、iPadの利用頻度と利用価値が格段に上がるでしょう。
横向き2スピーカー
iPad Air 第4世代から横向きで左右に配置された2スピーカーは、動画視聴の際のステレオサウンドを満喫できます。
これまでの下部2スピーカーよりも、臨場感溢れるサウンドを楽しむことが可能です。
iPad Air 第3世代からの買い替え
2019年3月発売のiPad Air 第3世代は、まだまだ現役で利用可能な機種ではあります。
ただ、iPad Air 第4世代以降のオールスクリーンやカラー、そしてApple Pencil USB-Cや第2世代といったデザインや性能面・機能面に魅力を感じるのであれば、思い切って購入することもありでしょう。
発売されてから5年、iPadとしてはまだまだ充分利用可能な機種でもありますが、そろそろバッテリーの状態も劣化している可能性が高く、これから4K動画編集などクリエイティブ的な作業をiPad Airでしてみたいといった目的があるなら、M1チップやM2チップが活きてくるとは思います。

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iPad Air 第4世代から第5世代への買い替え

カラー豊富で人気の iPad Air 第4世代 引用 : Apple
iPad Air 第4世代からiPad Air 第5世代への買い替えはおすすめできません。
iPad Air 第4世代を利用している私の考えですが、
・M1は魅力だが、本格的に4K動画編集をするなら256GBでは不足
・買い替えなら、M2 iPad AirやiPad Pro 128GBを選択・外付けSSDを別途購入
こういった理由で、iPad Air 第4世代から第5世代への買い替えはおすすめしないです。
また、iPad Air 第4世代でも充分クリエイティブな作業は可能ですので、もし買い替えるならば、M2 iPad AirもしくはiPad Proでなければ「性能的な目新しさや」は感じないと思います。
iPad Air 第5世代でのおすすめはこのタイプ!

M1チップを搭載した iPad Airの購入目的はただ一つ
「クリエイティブ!」
4K動画編集などクリエイティブな作業を目的として購入するのであれば、256GBは必要です。
Wi-Fiモデルかセルラーモデルはご自身の利用環境などから選択することをおすすめします。
「クリエイティブ」な作業をされないのであれば、M2やM1搭載 iPad AirよりもApple認定整備済製品でiPad Air 第4世代などの方が価格的にも満足されるのではないかと思います。
iPad Air 第4世代の大きな変化にインパクトがありすぎた為、 iPad Air 第5世代はなぜか決め手がないように感じてしまいがちですが、「デザインにもこだわりクリエイティブ!」な作業をする方には魅力あるiPadでしょう。
違った見方をすれば、M1チップを搭載したストレージ容量256GBをiPad Airとしてこの価格で購入できるのは、ある意味高コスパと言えるのではないでしょうか。
2020年のM1搭載 MacBook Airの時と同じように。


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