iPad Pro(M4)やiPad Air(M3)は非常に高性能で、購入前によく比較検討される「iPad Pro」と「iPad Air」ですが、この比較は結構前から言われていることです。
M1チップを搭載したiPad Air 第5世代登場の際、M1チップを搭載していたiPad Pro 11㌅ 第3世代や M2チップ搭載の最新モデルであるiPad Pro 11㌅ 第4世代と比較されました。特にiPad Proとはストレージ容量は違うものの、販売価格で非常に近いモデルがある為ストレージ容量を下げてでもiPad Proを購入した方が良いといった声も多く耳にしました。
今回は旧モデルとなったiPad AirとiPad Pro仕様上の違いを元に、どういった方がiPad Airを購入したら満足するか、そしてiPad Proを購入した方が後悔しない人はどういった利用の方かについてみていきたいと思います。
現行モデルの「iPad Air(M3)」と「iPad Pro(M4)」も価格面では差が出てきましたが、同じ立ち位置となっていますので、参考にしてください。
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ほとんどの方はiPad Air 第5世代で満足されます!
iPad Pro(M4)やiPad Air(M3)が発売されましたが、このことは2025年5月現在も変わらないと言えるでしょう。
「M1チップを搭載したiPad Air 第5世代は一般的な利用での最上級のiPadです」
M1チップを搭載したiPad Airは、日常的な利用のiPadとしてはスペック的にも最上級と言っても良いでしょう。
ただ、これからiPadの購入を検討していて、プライベートにもビジネスにもバリバリ使いたいとお考えの方は、M1チップ搭載のiPad Air 第5世代の整備済製品などの中古も良いですが、ちょっと奮発して「iPad Air(M3)」を選択するのもおすすめです。
理由は最新型の為、iPadOSのサポート期間も長く、クリエイティブな利用にも心強いスペックでもあるからです。
本当の意味でハイスペックとなったiPad Air 第5世代
iPadでのM1チップ搭載は、これまで2021年発売のiPad Pro 11㌅とiPad Pro12.9㌅のみでしたが、2022年のリプレイスでMacBook Air同様「iPad Air」でもM1チップ搭載となり、新しいiPadOSやMacとの更なる連係に何か期待を持たせてもくれます。

iPad Air 第5世代とM2 iPad Pro11㌅の仕様の違い
M1チップ・M2チップ搭載と似た機種でも、細部では仕様が違う箇所も当然あります。
表にまとめてみました。
ディスプレイサイズの違い

ほぼ同じディスプレイサイズの iPad Air と iPad Pro11㌅ 引用 : Apple
iPad Pro 11㌅との差は僅か0.1インチ。
この差は無いに等しいです。
目視で解るものでは無いので、ディスプレイサイズの差が気になることは無いでしょう。
ProMotionテクノロジーの有無

ProMotionテクノロジーとは、1秒間に書き換える画面の数がiPad Pro 11㌅は120回の書き換えで、iPad Air 第5世代の60回の2倍になっています。
この違いを感じられるのは主に
・Appleペンシルでデザインを頻繁に描くとき
・スポーツなど動きの速い映像を観るとき
などでしょう。
Apple Pencil利用で文字を書く際にも、ProMotionテクノロジーの違いに差が出るという方もいますが、メモ書きなどでのリフレッシュレートの違いによる差は私は体感する程は感じません。
Procreateなどのデザインアプリを頻繁に利用される方にとっては、Apple Pencil利用でProMotionテクノロジーによる画面への反応は非常に重要になるでしょう。
メインカメラの違い

M2 iPad Pro 搭載のカメラシステム 引用 : Apple
iPadで写真撮影をされる方はどれくらいいるでしょうか!?
iPad Pro 11㌅は12MP広角・10MP超広角のフラッシュ搭載二眼レンズですが、iPad Air 第5世代は12MPの広角カメラのみです。
iPadに搭載してあるカメラの違いについては、使用頻度が相当低いと感じられますので、その差は通常利用では感じられないでしょう。
ただ、iPad一つがあれば、撮影・編集・保存そしてYouTube掲載などを含む共有もできるので、ディスプレイの大きなiPadという機材一つで一連の作業ができることはありがたい仕様でしょう。
これもある意味、プロのクリエーターには必須の仕様かもしれません。
ただ、iPad Pro(M4)の背面カメラは、広角のみの単眼レンズとなりましたので、最新モデルのiPad Pro購入を予定している方は注意が必要です。
認証システムの違い
iPad Pro 11㌅は 「Face ID」、iPad Air 第5世代は電源ボタン内蔵「Touch ID」と違いがあります。
自宅で利用することの多いiPadとしてはこの差はそれ程大きな差ではないと感じます。
搭載スピーカーの違い
これはiPad Pro 11㌅が圧勝と言えます。
iPad Air 第4世代から、上下2スピーカー(横向きで左右)となり臨場感のあるステレオサウンドを体感出来る様になり、iPad Air 第5世代も同じ仕様となっています。
一方、iPad Pro 11㌅は上下4スピーカー(横向きで左右)を搭載しており、「スピーカーから聴こえる音の違い」は明らかです。
テレワークなどでの利用もよりはっきりと聴こえるでしょう。
ただ動画視聴など完全にプライベートでの利用の際にワイヤレスイヤホンを利用される方が非常に多くなっています。そうした場合、搭載スピーカーの音質の違いは関係なくなります。
今ワイヤレスイヤホンを利用している方や、これからワイヤレスイヤホンの利用を考えている方にとっては購入する際の決め手となる仕様の優位性は低いのではとも思います。
充電端子の違い

充電端子は両機ともUSB-Cなので拡張性は同じと考えて良いでしょう。
ただ、iPad Pro 11㌅はThunderbolt/USB 4 ポートの為、転送速度が40GbpsとiPad Air 第5世代よりも高速でデータ転送では有利です。
特に複数の大きなファイル、例えば4K動画ファイルなどを複数iPadへ転送する際などでその差は歴然でありますが、こうした大きなファイル容量を複数転送することのある方はプロのクリエーターである場合が多く、一般でそういった大きなファイルを複数iPadへ転送する機会は多く無いでしょう。
まさに「プロ仕様」であり、ストレージ容量ラインナップの豊富さとの関連も納得いきます。
そしてThunderbolt対応の外部機器はまだ少なく、USB-C対応の商品よりもかなり高額になります。
一般的なiPadの利用としては、Thunderboltの恩恵は…「まだ遠いかな!?」といった感じでしょう。
最新のiPad Airは98,800円から最高スペックを利用可能
仕様の上での大まかな違いは掲載した通りです。
個人的にはこの「違い」は、頻繁にクリエイティブな作業をするには重要な違いだと感じます。
そう考えると、M1チップ搭載のハイスペックなiPadを92,800円から利用することが可能なiPad Air 第5世代は、非常に魅力的なiPadでもありました。iCloudを上手に利用したり、外付けSSDなどに容量の大きなファイルを移すなどの工夫をすれば、64GBでも充分利用可能です。
iPad Airは2024年発売のM2チップ搭載機から、ストレージ最小容量が「128GB」に変更されました。最新のiPad Air(M3)もストレージ最小容量が128GBで価格据え置きの98,800円となっています。iCloudを使わず、64GBで容量不足を感じていた方は、買い替えを検討してもお得に感じる良い機種だと感じます。
また、iPad Air 第5世代や第4世代のバッテリーの減りが気になり出した方で、買い替えを検討している方もストレージ容量が128GBとなったM3やM2チップ搭載のiPad Airは、魅力あるiPadと言えます。
同じ256GBで24,000円の差をどう考えるか
同じストレージ容量で両機を比べてみましょう。
iPad Pro 11㌅が140,800円、iPad Air 第5世代が116,800円とその差は24,000円になります。
116,800円も高額ではありますが、更に24,000円を足してまで超広角カメラや高速な転送速度が必要でしょうか。
そう考えると、iPad Air 第5世代は一般的な利用での最上級なiPadと言えるでしょう。
大人なカラーラインナップも魅力の一つ
iPad Air 第5世代の「ブルー」も人気がありました。
iPad Air 第5世代の大幅なリプレイスの際に話題の一つとなったのが「カラーラインナップ」でした。その中でもブルーは非常に人気があり、第4世代同様にカラーが気に入って購入される方が非常に多かったです。
毎日利用するiPadだから、カラーを含めたデザインもこだわりたいです。
最新モデルのiPad Air(M3)も4色のカラーラインナップとなっており、気に入ったカラーがiPad Airの利用頻度を上げ、結果としてスキルアップにつながるという「最高のサイクル」が生まれます。
カラーやデザインに一目惚れ、結構大事です。

iPad Air(M3) 引用 : Apple
iPhone13 Pro利用者はiPad Pro 11㌅の方がおすすめ!

ProResビデオ撮影可能な iPhone14 Pro 引用 : Apple
今 iPhone13 Pro/Pro Maxを利用している方や、iPhone14 Pro/Pro Maxを利用若しくはこれから購入予定の方で動画撮影にProRes撮影を予定・iPadで編集を考えている方は、iPad Pro 11㌅を選択した方が良いでしょう。
アップデートによりM1搭載 iPad Air 第5世代でも編集可能になりましたが、ファイル容量が大きくなるので、256GBでも不足する可能性が高いです。
最低でもストレージ容量は512GBは欲しいところですから、iPad Pro 11㌅を選択するしかなくなります(M2 iPad Airから512GBのストレージを選択することが可能になりました)。
iPhone13 Pro/14 Proシリーズでは撮影、編集、配信までiPhoneで可能ですが、画面の小ささが編集時にストレスとなる可能性は大きいです。
ProResで撮影される方もそう多くは無いでしょうが、撮影に拘りのある方には先ほどのストレージ容量やUSB-Cの転送速度の件もあり、iPad AirよりiPad Pro 11㌅の選択が無難でしょう。
欲しいと感じたらiPad Airは最高のパートナー!
カラーが気に入ったら、最新モデルであるiPad Air(M3)はおすすめです。
性能的には全く申し分ない仕様ですし、比較的長く利用されるiPadでM3チップ搭載な為4〜5年利用することを踏まえると、この性能のiPad Air(M3)をこの価格帯で購入可能なのはお得でもあるでしょう。
これから4K動画編集をはじめ色々試してみたい方にとって、iPad Airは長く利用可能なパートナーとなり、for Better Life に欠かせないツールとなるでしょう。

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